生命保険に入る目的は人それぞれです。

まず、本題に入る前に、人がモノを購入する理由を考えて見ましょう。

『欲しいモノを買ってはいけません！』にも書いたことなのですが、モノを購入する、ということは結局のところ、ある気持ち(気分・感情)を味わいたいからだ、という考え方があります。

モノを買う、ということは、単純にそれが必要だからではなく、それを買うことで、ある感情を得たいからだ、ということです。

車を買う人は、単純な移動手段としての車ではなく、

・見栄を張りたい気持ち

・ステイタスを感じたい気持ち

・一目置かれたい気持ち

・お金を持っていそうと思われたい気持ち

・女性を乗せたときに誇らしく思いたい気持ち

・友人に成功していると思われたい気持ち

実はこうした感情を得たいから、数百万円のお金を出している訳です。

「移動手段としての車」を購入したい、というのは表面上の理由であって、本当の理由は上記の理由だったりするわけです。

では、生命保険の場合はどうなんでしょうか？

表面上の理由は「もしもの時・万が一の時に、経済的に苦境に立たなくても良いようにするため」です。

では、影に隠れた本当の理由は何でしょうか？

・高額の生命保険に入ることで重要感を感じたい

・何かあっても大丈夫という安心感

・たくさんの保険に入っているというステイタス

と言ったものが考えられます。

もし、こうした「理由」を重視するなら、保険料は高ければ高いほど良いですし、保険は無駄であればあるほど良いことになります。そして、入っている保険の数は多いほうがさらに良いですね。

うーん、なんだか良く判らなくなってきました。

私(taku)のホームページはこうした考え方は止めましょう、と一貫して主張しているのですが、ある人にとっては「無駄な保険のほうが満足感が高い」、ということになります。

そういう人にとっては、生命保険の見直し・比較なんて面倒なことはしないほうが良いですよね。お金の続く限り高い生命保険に沢山入れば入るほど満足感が高まるわけです。

これを読んでいるあなたは、どちらの考え方に近いのでしょうか？