見直しについてのちょっとお得な話

定期付終身保険の問題点を考える−その3



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保険には貯蓄性があります。では、定期付終身保険はどうでしょうか、という問題について考えてみます。



【問題点B】
貯蓄性の高い保険だと思い込んでいたら、更新・転換を繰り返しているうちに、貯蓄性が低くなってしまう。

これもちょっと分かりにくいですが、順番に説明していきます。


保険には「貯蓄性」があるタイプのものがあります。「貯蓄性」のある保険では、毎月・毎年の支払いをしていくうちに、自然にお金が貯まっていき、あたかも貯金をしているかのような効果が得られます。

例えば、終身保険がそうです。「何歳になっても死んだら500万円貰える」という感じの契約なので、500万円の貯金、に近い感じになります。(ただし、残念ながら500万円の保険金を受け取れるのは死んでからです)


では、定期付終身保険の貯蓄性は高いのでしょうか?

答えは、、、。
たいていの場合、だんだん貯蓄性が低くなってしまいます。

「たいていの場合」という表現が気になるところですね〜。


定期付終身保険は、大きく分けると定期保険部分と終身保険部分の二つがあります。

そのうち定期保険は、完全な掛け捨てになります。例えば、「20歳から60歳まで定期保険で3000万円保障」と言う場合には、61歳になったら保障がなくなります。ですから、定期保険だけの場合には、61歳になると1円も受け取れなくなります。定期保険は貯蓄性ゼロである、と言えます。

一方、終身保険は、先ほど触れたように貯蓄性があります。終身保険で500万円と言う場合には、いつ死んでも500万円貰えますので、500万円分の貯蓄性がある、と言えます。

定期付終身保険は、掛け捨ての定期保険で高額の保障を得ておいて、貯蓄性のある終身保険で貯蓄性を確保している、という素晴らしい保険です。と言いたいところですが、、、実際には、違うんですよ(怒)。


多くの人は定期付終身保険に入った当初は、終身保険の金額が大きいです。500万円か300万円でしょう。ところが、定期付終身保険はそのまま入り続ける人はあまりいません。

悪評高い、転換ですね。
更新後に支払い額が多くなり厳しくなるな〜、と思っていると、セールスの勧誘に会い、「支払額そのままで保障もあまり変わない下取りをやりましょう」、ということになります。

この転換やら下取りやらを繰り返すうちに、終身保険の金額が減額されていきます。気が付いたら100万円・200万円になっていたりします。

終身保険部分は貯蓄性が高いのです。
そのために、予定利率の高い時期に契約した人に対しては、何だかんだと理由を付けて予定利率の低い保険に「転換」させようとしてきます。

その転換を行うときに、終身保険の金額を下げてしまうことがあります。



そうでなくても、更新を迎えたときに支払額が倍になってしまい「こんな金額の生命保険は支払えない」と主張するお客を説得するために、終身保険部分を減額することにより、支払い額を減らすこともあります。
定期保険部分の金額は変わらないので、「保険金3000万円は変わっていません」と説明できるわけです。。。



また、さらにややこしくて巧妙なやり方もあります。終身保険の保険金が変わらなくても、転換の際にこれまで支払ってきた終身保険の積み立てを原資にして、転換後の定期保険部分の保険料に充当したりします。何が問題かと言うと、この場合には、中途解約した場合の解約返戻金が著しく低くなってしまいます。たとえば、転換前の解約返戻金が150万円だったのに、100万円は定期保険の保険料に充当されてしまい、転換後の解約返戻金は50万円になってしまったりします。


どれも、わかりにくい説明ですみません、、、。

どのパターンであっても、私たちが支払ったお金が、更新・転換の際に、巧妙に巻き上げられ減らされていくというイメージは分かって頂けたかと思います。

貯蓄性がだんだんと低くなってしまう、とはこういう意味なのです。



そして、この分かりにくさが、定期付終身保険のポイントです。
保険設計が複雑すぎるのです。

保険はできるだけシンプルに! ということを実感させられます。




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2006年10月10日 01:12