見直しについてのちょっとお得な話
定期付終身保険の問題点を考える−その1
生命保険の見直しをしようと考える人の話を聞いていると、ほとんどの人が「定期付終身保険」に入っている、ということに気が付きました。私(taku)も、かつてはそうでしたので、偉そうなことは言えませんが、、、。
終身保険という本体部分に、定期保険特約を付けたものなので、「定期保険特約付終身保険」、略して「定期付終身」と呼ばれています。
この定期付終身保険は、大勢の人が入っている生命保険なのですが、非常に問題ある保険として知られています。
生命保険に関する本や雑誌の記事を読んでいると、必ずと言って良いほど、この保険が「悪役」として紹介されています。その後、日系生保の新しい主流になっているアカウント型保険への移行とともに、2001年頃からは販売されなくなっています。
ところが、これほど「悪役」として取り上げられている生命保険なのですが、このWebサイトに寄せられる質問メールに答えていると、定期付終身保険の問題点を知っている人がほとんどいない、ということに気がつきました。
ナゼなんでしょうね〜。
日常生活では、生命保険に関心を持つ機会が無いせいでしょうか、、、。
ということで、この保険の問題点を、シリーズとして考えてみることにします。
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【問題点@】
定期保険の金額と、終身保険の金額を混同している
この保険は、
100万円〜500万円程度の終身保険(終身なので死ぬまで)
+
2000万円〜5000万円程度の定期保険(60歳くらいまで)
という構成になっています。
つまり、「60歳くらいまでは2000万円〜5000万円保障されるけれど、定期保険が切れたらガクンと保障額が落ちてしまう」、ことになっています。
このメカニズムを理解していない人が多いです。
定期保険の保障額3000万円が生涯続くものと考えていたりするのです。
「俺は3000万円の保険に入っている」ということで満足してしまい、「3000万円保障されるのは、いつまでなのか?」ということに気が付かないのです。。。。
「定期保険」というのは、「定まった期限のみ保障される保険」であり、「終身保険」というのは「死ぬまで保障される保険」ということです。文字どおりの意味です。
もっともこの点については、保険会社だけを責めるわけにはいきません。
パンフレットや保険証券で、分かり易い図入りでしっかり説明してありますので。
では、何が根本的な原因なのか考えてみると、生命保険の勧誘方法と、契約者側の勉強不足が挙げられます。
要するに、大金払って生命保険に入るというのに、保険の仕組みを詳しく説明せずに販売している・仕組みを理解せずに契約してしまう、ということが根本原因だと、私(taku)は思います。
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2006年10月05日 02:45