見直しについてのちょっとお得な話

高額医療保険のカラクリを解く



年齢/性別から複数の保険を簡単比較できます! 私(taku)のオススメです。

保険料シミュレーション START!

クレジットカード会社D社が紹介しているプチ富裕層向け医療保険の話です。



クレジットカード会社が紹介している高額の医療保険って?』の続きになります。



うーん、何かおかしい、、、と思って、パンフレットを注意深く見ると、ありました。

保険期間・保険料払込期間:10年
最大で80歳まで自動更新できますが、更新後の保険料は更新時の年齢の保険料が適用されます。



なーんだ。10年間の定期保険だったのですね。
しかも、10年毎に更新があり、支払う保険料が上がるのです。



言い換えれば、10年間の定期保険(死亡保険金1000万円)に、特約を沢山付けた、というほうが正しい理解になります。

それなら、かなり高い保険料であると判ります。



そもそも、ほとんどの人は、死亡保障のついた保険に入っているはずです。さらに追加で1000万円の保険に入る必要があるのでしょうか。必要保障額をきちんと計算した上で、追加で1000万円必要だと判断しているのなら良いのですが、こうした通販の医療保険に入る人でそこまで考えている人は少ないでしょう。

必要保障額を超えて生命保険に入ることは、単なる無駄遣いです。


次に支払額と、保障のバランスを考えて見ましょう。
契約後の最初の10年間で考えます。30歳〜39歳の場合です。

10年間の総支払額は、10,100円×12ヶ月×10年=121万円

毎月1万円程度なら、支払っていることすら忘れる金額かもしれません。



最初の10年間で考えると、ほとんどの人は病気で入院したりしません。
仮にちょっとした病気で、2週間くらい入院したとしても、14日間×2万円=28万円です。10年間に支払う保険料と比較すれば、大した金額ではありません。
手術をしたり、3大疾病の診断を受ければ、元は取れますが、そういう人はかなり少ないでしょう。


次の10年目を考えます。40歳〜49歳の場合です。

10年間の総支払額は、13,700円×12ヶ月×10年=164万円



まだ払える金額ですが、49歳の時点で支払い総額は285万円になります。
この金額になると、もはや普通の入院や手術では元が取れません。

少なくとも、3大疾病の診断を受けて、診断給付金200万円を貰わないと割が合いません(笑)。


その次の10年を考えます。50歳〜59歳の場合です。

10年間の総支払額は、22,400円×12ヶ月×10年=268万円



59歳の時点での、支払い総額は553万円です。
もうこの金額になると、死なない限りは元が取れません(爆)。

50代になると、知り合いを病気で失ったりし始める年齢です。
ですから、保険を切実なものに感じるはずです。でも、毎月22,400円は結構きつくなってくるでしょう。生命保険がこの保険だけだったら良いのですが、他の保険の支払いもあるでしょうからね。


保険会社の考えるシナリオは、こんな感じでしょう。

契約後、10年間or20年間入ってくれれば、120万円or280万円程度の保険料を頂けます。その間に入院したり手術したりする人がいても、支払った保険料以上の保険金を支払うケースはかなり少ないです。

そして、10年・20年・30年と更新のたびに保険料が上がるにつれて、オカシイと気が付いた人が増えてだんだんと解約していきます。残った人からはしっかりと保険料を頂けますが、死亡しない限り、保険会社が支払い保険料以上の保険金を支払うことは無くなっています。


ちょっと考えるのが怖いですが、60歳以降を考えてみましょう。
60歳〜69歳の場合です。

10年間の総支払額は、41,000円×12ヶ月×10年=492万円
69歳の時点での、支払い総額は1045万円です。

ついに、病気死亡で1000万円貰っても元が取れません。
入院手術して、3大疾病の診断を受けてから死亡すれば良いかもしれません。でも、平均寿命を考えると、69歳では元気な人が多いでしょう。


さらに次の10年を考えてみましょう、と言いたいところですが、パンフレットには60歳までの金額しか書いてありません。70歳〜79歳の保険料が載っていないのです。

50歳:22,400円/月
60歳:41,000円/月

という数字から想像すると、70歳から保険料は、7〜8万円くらいになると思います。

80歳まで更新可の保険なのですが、実際問題として80歳まで入る人はいない、と思います。

毎月8万円も保険料を払っているのに、入院日額2万円とか、死亡保険金1000万円では割が合わな過ぎます。


特約がたくさん付いていると、他社の商品と保険料を比較するのが難しくなる、ということも判ります。

更新型の保険では、総支払い額が予想以上に膨らむことがあります。

こうした注意点は、この医療保険に限った話ではありません。全ての保険に共通するものです。

ですから、保険に加入するときは、できるだけシンプルに、特約を少なく、更新型でないタイプの保険を選ぶと良いでしょう。


ご参考までに、私(taku)が入っているものと同じ生命保険に、30歳で10年間1000万円の定期保険という条件で加入したと仮定して支払い金額を計算してみると、月額2000円以下で済みます。今回扱った保険の実に5分の一の金額になります。もっとも、医療保険関連の特約が全く付いてない保険なので、当然とも言えます。。



管理人takuが入っている生命保険』で、紹介していますので、宜しければご覧ください。



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2006年11月05日 19:11