生命保険見直し、と言うのは、販売する側から見ると一つのチャンスです。

生命保険を販売する人は、「販売することによって入る手数料」が儲けになります。そのため、悪い担当者は必要性の薄い生命保険を売ろうとしてしまうのですが、生命保険見直しにおいても同じことが起こり得ます。

つまり、見直しの必要性が薄い人に対しても、「見直しが必要ですよ」とセールスしてくることがある、ということです。

生命保険を販売する人は、ほとんどの場合コミッション(手数料)で生活しています。内容はともあれ、生命保険に入ってくれないと彼らは収入が入ってこないのです。

ですから、生命保険の見直しを頻繁にする人は、生命保険の販売をする人(生保レディや生保の営業マン)から見ると「非常に良いお客さん」に見えます。

販売する側から見ると、見直しの理由は何だって良いのです。

・良い商品ができたから

・家族が増えたから

・ライフスタイルに合わせるため

・お得な商品があります

工夫すればいくらでも、「理由」が思いつきそうですよね。何でも良いので、「お客さん」が納得して新しい保険に入ったり、今の保険の見直しをしてくれれば、その分の手数料が入ることになります。

適切なアドバイスをくれる生保レディ・営業マンが適切な利益を得るのは、全く問題ありません。真剣にお客である自分たちの利益になるように一緒になって考えてくれる担当者であれば良いのです。

ところが、自分の利益ばかりを優先する担当者に当たってしまったら大変なことになります。

・予定利率の高いお宝保険を解約してしまったり

・ライフプランに合わない高額の定期保険に入ってしまったり

・不必要な保険に追加で入ってしまったり

では、どうしたら良いのでしょうか。

生命保険を販売している人たちは、生命保険のプロです。彼らは、それを売るのが商売なので、商品について詳しいのは当然です。

中途半端な知識しか持たないで対応すると、「ああ言えば、こう言う」という感じで簡単にやり込められてしまうでしょう。

対策としては二つあります。

a).自ら、生命保険について勉強して、自分のライフプランに合った保険が判るようにしておく。自分には、どれくらいの金額のどんな保険が必要なのか、明確に判るようになっておく。

b).販売側の利益ではなく、契約者の利益を優先してくれる信頼できる生保レディ・営業マンを見つける

どちらも難しいかもしれません。簡単にはできないでしょう。でも、生命保険の重要度を考えると、努力するだけの価値はある、と私(taku)は思います。

a)について、必要な知識はこのホームページ上に散りばめてあります。一通り読めば、どんな生命保険が必要なのか判ってくると思います。

b)については、『特定の会社に属するFPではなく、独立系FPに相談しましょう』で、無料でFPに相談できるサービスを集めています。良い担当者を見つける手助けになると思いますので、ご覧になってください。