見直しについてのちょっとお得な話
「誰でも入れる終身保険」に注意!
最近良く広告などで見かけるので、私も気になっています。この生命保険はお得な保険なのでしょうか?
このサイトでは、特定の生命保険会社については、取り上げない方針なので、どこの会社の商品なのか、という点については触れません(苦笑)。
ということで、本題です。
新聞の折込広告などで見かけますよね
「誰でも入れます」というのがセールスポイントの終身保険です。
これを見て、どのように思われましたか?
(a).ちょっと病気がちの私でも大丈夫!
(b).終身保険なら必ず保険金を受け取れるから、お得!
(c).誰でも入れるなら、審査ということだから、お金さえ払えば契約できる!
うーん、全部ダメです(笑)。
病気がちな人が入れる保険なんて、もうそれだけでダメです。本当に病気の人なら、百歩譲って入っても良いのですが、健康な人が入るのはあまりにも勿体ないです。
不健康な人が中心の保険になってしまうので、健康な人が割を食うことになってしまいます。不健康な人が中心の保険なので、リスクプレミアムとして保険料が割高になっています。この分のリスクプレミアム分は、健康な人にとっては意味が無いです。不健康な人のリスクを健康な人が負担することになる、とも言えます。
実際に支払う保険料と、支払われる保険金の例が広告に載っていました。
60才男性の場合
保険料 | 月々3,000円 |
病気死亡 | 46万8千円 |
災害死亡 | 187万2千円 |
月々3,000円くらいだったら、出せるという人は多いでしょう。
でも、総支払額を計算してみてください。
上記の例は、60才の男性になっています。
60才の男性は、いったい何歳まで生きるのでしょうか?
これは、「平均余命」と言われています。ある年齢の人が平均するとあと何年間生きられるか、統計的に出した年数のことです。
こうした数値については、厚生労働省のサイトに簡易生命表として載っています。
この表によると、60才男性の場合には、平均余命は約22年間となっています。
つまり、この「誰でも入れる終身保険」に入った人は、平均すると
3,000円×12ヶ月×22年間=792,000円
の保険料を支払い続けることになります。
「災害死亡なら187万円貰えるのだから損はしない」と思う人もいるかもしれませんね。統計的なデータは見つからなかったのですが、災害死亡は、病気死亡に比べると圧倒的に可能性が低いです。だから、支払われる保険料が4倍も違うのです。
災害死亡で、187万円貰える可能性はかなり低い、と言っても良いでしょう。
この保険に入った人の一番ありそうなシナリオは
「60才で加入して、平均余命の22年後に病気で亡くなり、47万円の保険金を受け取った。でも、22年間に支払った保険料は79万円で、ずいぶんと割高だった、、、。」
という感じになります。
私だったら、この保険に入ることを検討しているなら、毎月3,000円の積み立て貯金をすることをオススメします。
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2006年07月31日 00:04