お金と節約についてのコラム
厚生年金と国民年金の違いについて考える
人生設計を考える上で、忘れてはいけないのが「年金制度」になります。
たいていの人にとって、65歳以降の収入は年金のみ、となります。この年金でどれくらいの金額を受け取れるのか、ということが、人生設計で大きな「違い」になってきます。
普通の人は、職業選択の際や、会社選びの際に、「厚生年金に加入できるかどうか」を考えてから決める、ということはほとんど無い、と思います。ところが、この選択が老後の生活設計に大きな影響を及ぼします。
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職業選択と年金の組み合わせは、大まかに考えると、以下のようになります。
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自営業者(個人事業主): 国民年金
専業主婦: 国民年金
民間サラリーマン: 厚生年金
公務員: 共済年金
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これらの年金は、それぞれ全く違う制度で計算方法が違います(運営組織も違うし、思想も違う)。受け取り金額は、加入期間や現役時代の収入によって大きく変わってきます。ただ、平均したら、どのくらいの年金を受け取れるのか、ということは調べてみると、いくつかデータが見つかりました。
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国民年金(=基礎年金)の平均受給額
男性: 約56,000円/月
女性: 約49,000円/月
厚生年金の平均受給額
男性: 約196,000円/月
女性: 約110,000円/月
共済年金の平均受給額
国家公務員: 228,000円/月
地方公務員: 236,000円/月
出典はWikipedia、社会保険庁のデータなど
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また、「40年間厚生年金に加入した夫と、専業主婦の妻の夫婦2人が受ける年金額の合計標準的な年金額は約23万円というデータもあります。
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こうした金額の違いは、そもそもの支払保険料の違いや、会社負担の有無、加入期間の違い、年金設計の違いによります。
いずれにしても思わず息を呑むくらい、大きなの金額の違いです。例えば、自分が70歳になったときのことを想像してみましょう。たいていの人が、もう働けない年齢ですよね。
個人事業主でやってきた人は、夫婦で10万円と少し。夫婦共働きで会社勤めをしてきた人は、30万円強。公務員でやってきた人は(以下、悔しいので略、笑)。
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えらく不公平だな、と思う反面、制度としては秘密になっている訳ではなく、公務員の年金制度が充実していることは一般にも良く知られていますよね。つまり誰にでも開かれた制度だった訳です。条件さえ整えば、公務員になることはできる(できた)はず、です。
ただ、「仕事を決める時に加入できる年金で決める」と言う人はほとんどいないと思います。
ただ、民間サラリーマンであっても、小規模な会社だったり、雇用形態によっては、厚生年金に加入しない、というケースが多くあります。普通の勤め人(サラリーマン)にとっては、「社会保険(厚生年金)が整った会社かどうか」というのは現役時代には気が付きませんが、人生設計上の大きなポイントとなります。
働き盛りの仕事選びや会社選びのときに、老後のことを考える、なんて、あまりの「せこさ」に気が遠くなりそうですけど(笑)、それでもこれだけ違うのです。是非、考えて欲しいな〜、と思います。
実は最近、個人的に国民年金のみの人と厚生年金に加入している人とでは経済状態が大きく違ってくる、と言うことを実感しましたので、記事にしてみました。
国民年金のみにしか入らない職業なら、長期で働ける職業なのか? 一般のサラリーマン以上の収入を得られる可能性がある職業なのか、ということがポイントになってきます。(発想を変えて、年金に頼らない、という生き方もあります)
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2009年02月22日 00:22