自分の家計を見直したいというマジメ人が陥りやすいワナです。

世の中の多くの人たちは、自分の家計を改善したいと思っています。もっと金銭状態を良くしたいと思っています。そして、その中でも行動力のある人たちは、自分でファイナンシャルプランナー(FP)を見つけて、無料又は有料で相談したりします。

ファイナンシャルプランナー(FP)は、そうした人たちの相談に乗るのが仕事ですから、喜んで相談に応じてくれるでしょう。ここまでは、全く問題ありません。

で、この相談でどういうことが行われるかというと、実際のところは「生命保険の見直し」と「住宅ローンの借り換え・繰上げ返済」が中心です。

「家計の見直し」とする、と言っても一筋縄ではいきません。本格的にやろうとしたら相談者の価値観・考え方を変えなければなりません。もっと言えば、その人のお金に対する考え方や人生観にまで関わってくる問題です。表面的な変化では、とても「家計の見直し」には至りませんからね。

でも、そんなことをやるのはそもそも難しいですし、時間も掛かります。

一番手っ取り早くて効果があるのが、生命保険関連と住宅ローン関連です。

多くのFP(ファイナンシャルプランナー)は、生命保険の代理店業務を営んでいます。生命保険の販売をすることで、保険会社から収入を得ています。これはたとえ独立系FP(ファイナンシャルプランナー)であっても同じです。

これだけで、勘の良い人たちはお分かりですよね(苦笑)。

住宅ローンの借り換えや繰上げ返済をさせても、儲かるのは銀行だけでFP(ファイナンシャルプランナー)が利益を得るのは難しいでしょう。だから、生命保険見直しに走るのです。

つまり、一部のFP(ファイナンシャルプランナー)は、こんな流れで商売をしています。

もちろん、結果的に良い保険に入れれば全く問題ありません(笑)

でも、そもそも必要性の薄い生命保険に加入しているのではないかと、私(taku)は心配しています。また、こうしたFP(ファイナンシャルプランナー)さんが、いろいろ考えた上で相談者にとって最適な生命保険を選択してくれれば良いのですが、単純に生命保険代理店として一番メリットのある保険に加入させてしまうケースも多いと思います。

では、どうすれば良いのか？

・本当に信頼できるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談する。

・自分できちんと必要保障額を計算して、複数の生命保険の見積もりを比較して、自分にとって最適な生命保険を選択する。

ということです。
月並みな結論ですが、基本に忠実に、ということになります。

家計の見直し・家計改善においては、生命保険の見直しが一番効果があります。これは間違いないです。ですから、生命保険の見直しをすること自体は大賛成です。そうした人たちのために、私(taku)もこのホームページを作っています。

参考になりましたでしょうか。