こんにちは。北の国に住むKiと申します。

二年ほど前にこちらのHPに出会い、生命保険の見直しの参考にさせていただきました。今回、団体信用生命保険に関し、悩みが生じ、思い切って質問することにしました。

まずは、わが家の家族状況です。
夫：38（公務員）私:36（主婦）子ども:2、の三人家族で、三年前にマンションを購入し、現時点では、ローンが2400万円ほどです。旧住宅金融公庫、フラット35の利用で、団信はデュエットで契約しています。

マンション購入時は、出産見込みもなく、共働きで、夫にやや劣る程度の収入が私にあり、職業柄、将来出産しても退職はないだろうと、なんとなく…デュエットを選択した次第です。

ところが、生まれた子どもの体調がすぐれず、育児休業中に、思いがけず退職する運びとなりました。現在は、子どもも元気ですし、子どもの成長を身近で見守れたことにも感謝しています。が、家計の面では、さまざまな予定外で、見直しも必至、現時点では、十分な貯金は困難です。

私は元xxxx職で、将来（来春以降）の再就職も検討していますが、家族状況を考慮すると、常勤より非常勤、パート、という選択が現実的かもしれません。

経緯の説明が長引きましたが、本題は、団信デュエットをやめて、ローン分の保障を夫の生命保険（定期保険、逓減定期保険の新たな契約）に変更するのは是か非か、です。現在、夫の収入のみで生活しており、今後当面、私に十二分な収入がないと見込むと、デュエットは割高（私の保障は必要か？）に感じます。

一応、夫のもしもに備えた（住）以外の保障は、現在契約の生命保険で間に合う前提です。また、私の死亡保障は、退職前の保険は解約済ですので、団信以外の保障は、ほぼありません。

長々と書きましたが、勉強不足で、的外れな質問でしたら、すみません。

Kiさん

「生命保険の見直し・比較徹底研究！」を運営しておりますtakuです。メール有難うございます。

諸事情により返信が大変遅くなってしまいました。ご心配をお掛けした事をお詫び申し上げます。2年前からお読み頂いているとは、非常に光栄です^^

さて、本題です。

まず最初に現在の状況について、です。

> マンション購入時は、出産見込みもなく、共働きで、
> 夫にやや劣る程度の収入が私にあり、職業柄、将来出
> 産しても退職はないだろうと、なんとなく…デュエッ
> トを選択した次第です。
> ところが、生まれた子どもの体調がすぐれず、育児休
> 業中に、思いがけず退職する運びとなりました。
> 現在は、子どもも元気ですし、子どもの成長を身近で
> 見守れたことにも感謝しています。
> が、家計の面では、さまざまな予定外で、見直しも必
> 至、現時点では、十分な貯金は困難です。

なるほど、良くありがちなパターンとも言えますが、当事者としてはなかなか大変な状況ですよね。

2馬力、又は1.5馬力であっても、収入が増えたほうが家計は安定化します。難しい問題(課題)はあるとは思いますが、お子さんの成長に合わせて、うまく復帰できると良い、ですね。

> 団信デュエットをやめて、ローン分の保障を夫の生命保険
>（定期保険、逓減定期保険の新たな契約）に変更するのは是か非か

奥様である、Kiさんご自身は今、収入が無い状態ですよね。団信デュエットに入っている、ということは、Kiさんご自身に万が一のことがあった場合に、2400万円のローン全額の支払が不要になる、ということになります。つまり、実質的に2400万円の生命保険に入っている状態である、と言えます。

専業主婦の方で2400万円の保険は、一般的には過大な保険です。

もし手続き的に可能であれば、デュエット特約(という形態でしょうか)を辞めて、ご主人のみの団信に変更されると良いでしょう。

Kiさんご自身が働きはじめたら、その時に必要に応じて生命保険に入れば十分だと思われます。

また、ご主人の保険について、です。団信で2400万円保障(残債が全額弁済)されますので、これだけで大きな保障と言えます。ご主人の保険は別途入られている、とのことですがもしかすると、その保険は減額できる可能性があります。

いずれにしても、「貯金ができない状態なのに保険に入っている」というのは、(経済的には)健康的とは言えません。

考え方としては、「貯金ができる状態になってから保険に入る」というほうがむしろ良いかもしれません。

ご参考になりましたでしょうか。

Kiさんご家族が、ご自身にあった保険に入れますように願っています。

taku