個人年金保険
個人年金保険に入ってはイケナイ理由とは?
個人年金に入りたいという人が、増えているようですが、私は否定的な立場を取っています。
個人年金に入りたいというのは、たとえば、こんな動機でしょうか。
・普通の生命保険とは違って、個人年金保険なら払った分は返ってくるから
・公的年金は不透明な部分が多くて不安なので、自分で年金を用意したい
・掛け捨てではないので、貯蓄代わりになる
・老後が漠然と心配だから
私takuは、結論から言うと、止めたほうが良い、と思っています。
では、順番に理由を説明していきますね。
そもそも、個人年金とはどんな保険でしょうか?
契約によって変わってきますが、たいていの場合
「毎月、○万円ずつ支払うことにより、61歳〜70歳の10年間に、年間○○円受け取れる」
という感じの契約になっています。
積み立て貯金みたい、にも見えますね。
さて、「人生において、お金が必要になる」というのは、どのような状況の時か、考えてみましょう。
・結婚するとき
・自宅を買うとき
・子供が生まれるとき
・子供が進学するとき
・退職して老後生活に入るとき
この中で、個人年金が役立つのは、老後生活だけですよね。
これを読んでいるあなたが、どのような状況なのか(例えば、結婚しているのか・自宅を買ったのか・子供がいるのか・子供が独立しているのか)判りません。
でも、老後の心配をする前に、やることがあるでしょう、と私は思います。
たいていの人にとっては、まずは
自宅購入資金の用意や、子供の教育資金の用意のほうが、老後資金よりも優先順位が高いと思います。
そうした資金を用意する前に、いきなり老後の生活資金というのは、オカシイと思いませんか?
でも個人年金は貯蓄代わりになるから、と考えている人も多いと思います。
個人年金で、貯蓄代わりにお金を用意しておくと、いくつかの問題があります。
個人年金でお金を貯めていると、契約した時期によって、利回りが決まってしまい、受け取り金額まで決まります。今の低金利の時代に加入するのは、どう考えても不利になります。
また、年金受給開始前に、解約した場合には、受け取り金額が元本割れを起こす場合が多いです。
たとえば、子供が進学するときに、お金が足りなくなって個人年金を解約したとします。契約によっても違ってきますが、60歳で受け取るよりも少なくなるのは勿論のこと、場合によっては元本割れとなります。
その場合には、個人年金に入らずに、毎月その分のお金を机の引き出しにしまっておいたほうが良かった、ということになります。
つまり、個人年金に入ってしまうと、資金が60歳まで固定化されてしまうのです。必要な時にお金が使えなくなってしまうのです。
よって、結論を述べます♪
個人年金保険は
・低金利の時代に入るのは不利である。
・中途解約は元本割れの可能性が高くて、著しく不利である
・60歳まで資金を固定してしまい、使いたい時に使えなくなる
という点で、オススメできません。
唯一入るメリットがあるとしたら、個人年金に入ると、最大で5万円の生命保険料控除が使えるようになる、ということです。
「個人年金保険料税制適格特約」が付いた個人年金に入ることで節税になる、ということなのですが、この点については次の記事『個人年金保険で節税したい!』にまとめましたので、ご覧ください。
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2006年03月11日 05:13